中途入社社員インタビューinterview
生産本部 回転継手技術部 業務グループ マネージャー
Y.Aさん
※職種は取材当時のものです。
Q12008年に中途入社されていますが、リックスに入社するまでの歩みを教えてください
学生時代は、建築学科で建物の間取りを書いたり、構造力学を学んだりしていました。就職先を探すタイミングで建築以外のことをしたくなって、愛知県にある自動車部品関係の会社に入社しました。
ただ、そこでは決まったものを図面に書き起こす受動的な働き方がメインで、自分の中で「違うな」という感覚がありました。また、地元の九州に戻りたいという思いもあり、その会社は2年で退社しました。その時に転職サイトで見つけたのがリックスです。リックスでは初となる女性の技術職を募集していて、当時の私は設計の経験はありませんでしたが、チャレンジさせてくれるということで入社を決めました。
Q2リックスに入社後はどのような仕事を担ってきたのでしょうか?
入社して3〜4年は自社製品の設計グループ、その後は技術営業グループで9年間、そして2022年4月からは現在所属の業務グループで働いています。
Q3過去に所属した設計グループや技術営業グループではどのようなお仕事をされていたのですか?
設計グループでは、リックスの主力製品でもある回転継手に関して、顧客の仕様を確認して、設計して、モノが出来て、テストをして、納入する、という一連の流れを担当していました。ものづくりの流れを一貫して担当できるのはリックスの技術職の楽しさだと思います。大手企業だと、設計だけ、テストだけというように一つずつの工程が分業されていることが多いですが、リックスでは一連の流れで担当できます。もちろん大変なことも多いですが、能動的に考えながら仕事を任せてもらえる環境があったので、かなりやりがいがありました。
技術営業グループでは、自社製品の見積もりや価格を決めたり、営業担当と一緒にお客様を訪問して、自社製品の技術的な説明やPRをしたりしていました。
営業担当から聞いた話だけでは設計する際に足りない要素が出てくるので、そこを私がヒアリングしてまとめていました。設計の時と比べると、外部の方を含めて関わる方が一気に増えました。一つの技術を追求するよりも、人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことが大事な部署ですね。
Q4では、現在所属する業務グループではどのようなお仕事をされていますか?
製品をつくるための指示書を発行したり、製品の注文個数や納期管理をしたり、出来上がったものは梱包して発送するまでを担っています。技術部の中の管理部門のようなイメージです。最初に配属された設計部門と比べると事務的な要素が強いですね。入ってきた注文をいかに正確に社内に伝えていくかが重要になります。
Q5現在はマネージャー(管理職)を務めていますがいかがでしょうか?
2022年10月から、業務グループのマネージャーとして勤務しています。私のほかに7人のメンバーがいます。私は2022年4月から今の部署に来たので、仕事だけを考えるとほかのメンバーのほうがずっと優秀です。グループをどう運営していけば良いか、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。
Q6マネージャーとして職場の環境づくりで心がけていることはなんですか?
メンバーに「プラス一言の声かけ」をすることを心がけています。仕事のことはもちろん、それ以外のことでも一言声をかけてコミュニケーションを取り、その人の状況をよく見て、相談しやすい環境・雰囲気をつくることを大切にしていますね。話しかけやすい上司が理想像です。マネージャーになりたてなので貫録とかは一切ないと思います(笑)
Q7リックスの技術部門で活躍しているのはどのような方が多いですか?
「もう少しここが良くなればお客様としてもより嬉しいし機能的なのではないか」と多角的な視野を持って、活動できる方ですかね。“プラス一つの気の利き方”が大事なのかなと思います。
例えば、製品設計の際に「技術的にはこっちの方がいいけど、組み立て工程を考えると、こちらの方が間違いが少ないし加工・分解もしやすい」とそこまで気を配れる方は見ていてすごいなと感じます。これは、設計だけでなく、それ以前・以降の工程にも一貫して関わるリックスで働くからこそ考えられることかもしれません。
組み立て、加工の担当者との距離感も近いので、「これだったら加工しやすいですか?」など、パッと図面を見てもらいに行き、フィードバックを頂けるのは次に向けてすごく身になっていますね。
Q8福利厚生や職場の人間関係など働きやすさはいかがでしょうか?
私は3人の子供がおり、三回とも産休・育休を取らせて頂き、今も時短勤務をさせてもらっています。上司や同僚も「頑張ってきてね」と前向きに応援してくれ、とても感謝していますね。周囲で私を見ている人には「Yさんも産休・育休を取っているし、私もとっても良いよね」と事例にしてもらえたらなと思っています。
私自身も管理職になったので、同じような社員がいた時は、辞めるという選択肢だけではなく、どうやったら続けていけるかを一緒に考えたいです。周りのママ友も「仕事続けていればよかった」と後悔している話もよく聞きます。辞めるのはいつでも辞められるので、働きたい人が長く仕事と付き合っていけるよう、その時々の状況に合わせて柔軟に職場環境をつくりたいと考えています。その点、リックスは、時代に合わせて新しい制度(男性育休や時短勤務)をつくってくれるなど、職場環境は良いと思いますよ。
Q9最後に転職活動中の方にメッセージをお願いします。
リックスには、コミュニケーションを取るのが好きな人が向いていると思います。また、若い時から裁量のある仕事を任せてもらえる環境があるのでチャレンジしがいもありますよ。若いというだけで挑戦の幅が狭まらないことが特徴で、「早くひとりで任せてもらいたい、挑戦したい」という人には向いていると思います。
もちろん、放り投げるわけではなく、上司や先輩がついてくれながら挑戦できます。OJTというよりは、やってみて失敗して、やってみて失敗して、を繰り返して学んでいけるので、早くから実戦経験を積める環境がリックスにはあると思います。
