製品情報PRODUCTS
新しい湿式微粒化装置G-smasher
湿式微粒化装置(新技術)
概要
原理
微粒化のプロセス
新技術 湿式微粒化装置『G-smasher』
(超音速液滴衝突分散法)
リックスは福岡県工業技術センターと微小液滴を超音速噴射する3流体ノズルを共同開発し、その技術を応用して、スラリーに含まれた固形粒子の解砕・粉砕、複数サイズ粒子の混合分散、また乳化が可能な微粒化装置G-smasherを製品化しました。
解砕・粉砕に関しては、熊本大学と共同し、粉砕メカニズムを解析しました。
G-smasherはスラリーを約13μm(ザウター平均粒子径)の液滴にして衝突板へ超音速で衝突させて液滴内の粒子を解砕・粉砕、混合分散、乳化します。
この微粒化技術を超音速液滴衝突分散法としました。
従来の湿式ジェットミルとエアジェットミルの長所を併せ持つ、リックス独自の微粒化技術です[特許取得済]。
特長
<コンタミレス>
メディアを使用せず、高圧シール部(消耗・摩耗)が無いため、コンタミ発生が極めて少ない。
<ダメージレス>
強力な衝撃波を液滴に短時間で与えるため、粒子へのダメージが少ない。
<強力な粉砕>
液滴化されたスラリーが超音速で衝突板に衝突し、エアジェットミルよりも一段微細な粒子径まで粉砕が可能。
<発熱しない>
液滴は断熱膨張した低温のエアの中で粉砕・解砕されるため、粉砕・解砕時に発生した熱も瞬時に冷却される。
<詰まらない>
スラリー流路が広いので、大きな粒子でも詰まらずに投入可能。
<らくらくメンテ>
複雑な部品が無いため、分解洗浄が非常に簡単。複数の材料を頻繁に微粒化する開発用途にも最適。
G-smasherの特長と従来技術の問題
材料 | G-smasherの特長 | 従来技術の問題 |
金属 (Ni、Ag、Cu、Fe、Coなど) |
ダメージレス 詰まらない 冷却による酸化の抑制 |
変形 詰まり 発熱による酸化 |
複合粒子 | ダメージレス | 粒子の割れ 被膜の剥がれ |
磁性粉 | ダメージレス | ダメージによる磁力の低下 |
酸化チタン・シリカ | コンタミレス | コンタミ・装置の摩耗 |
カーボンナノチューブ | 詰まらない | 詰まり |
セルロース | 詰まらない 発熱しない |
詰まり 発熱 |
有機物(薬剤) | コンタミレス 発熱しない |
コンタミ 発熱 |
テスト・レンタル・受託加工のご案内
テスト | まずは御社のスラリーにてG-smasherの性能をご確認ください。 設備:LM-1000,PM-H1000,PM-L1000,PM-SR1000 測定機:粒度分布計 レーザー回析・散乱式 MT3300EXⅡ(マイクロトラックベル社製) 粒度分布計 動的光散乱法 セータサイザーナノ S90(マルバーン社製) 実施場所:福岡県糟屋郡須恵町植木1321-7 |
レンタル | 設備:LM-1000,PM-L1000 コンプレッサーはご準備願います。 |
受託加工 | テストと同様の設備にて、受託加工を行います。 |
製品案内
型式:LM-1000
処理量 | 3〜10.8L/h (流量はスラリーの動粘度・比重・分散状態で異なります) |
装置外寸 | 650(幅)✕650(奥)✕965(高)mm |
装置重量 | 約100kg |
エア圧力・必要流量 | 0.6MPa・0.5㎥/min (コンプレッサー・クリーンエアを使用) |
電気仕様 | AC100V・5A(コンプレッサーの動力は別) |
型式:PM-H1000
処理量 | 4.8〜12L/h (流量はスラリーの動粘度・比重・分散状態で異なります) |
装置外寸 | 1200(幅)✕850(奥)✕2050(高)mm |
装置重量 | 約400kg |
エア圧力・必要流量 | 1.4MPa・1.2㎥/min (コンプレッサー・クリーンエアを使用) |
電気仕様 | AC200V・10A(コンプレッサーの動力は別) |
型式:PM-L1000
処理量
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4.8〜30L/h
(流量はスラリーの動粘度・比重・分散状態で異なります)
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装置外寸
|
1200(幅)✕850(奥)✕2050(高)mm
|
装置重量
|
約400kg
|
エア圧力・必要流量
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0.6MPa・1.5㎥/min
(コンプレッサー・クリーンエアを使用)
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電気仕様
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AC200V・10A(コンプレッサーの動力は別)
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G-smasherによる処理例
湿式微粒化装置(新技術)