川崎市が提供する河川実証フィールドで当社製品「エネミックス」の実証試験を行いました。
お知らせ
当社は2022年11月~2024年3月、川崎市(神奈川県)が提供する河川実証フィールドで当社製品であるポータブルハイブリッド電源「エネミックス」の実証試験を行いました。試験を終え、川崎市のご担当者様からは「電源がない場所で、天候に左右されず安定した電源供給が可能であり有効性が確認できた」などのコメントをいただきました。
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社会課題
近年、災害が激甚化しており、自治体をはじめとする団体は、監視用途によるネットワークカメラやその他電子機器の導入の検討を進められています。しかし、河川付近など監視したい場所では、カメラや電子機器を動かすための電源確保が困難な場合が多い状況です。現状、主に使用されている太陽光発電では、雨天時や夜間など、非日照時に電源不足となることがあり、天候に左右されず安定した電源を供給できるシステム構築が求められていました。
当社製 ポータブルハイブリッド電源「エネミックス」の特徴
当社が開発したポータブルハイブリッド電源システム「エネミックス」は、太陽光発電と燃料発電を組み合わせたシステムです。2種類の発電を融合させたことで、屋外でも天候に左右されず安定した電源供給を実現しています。災害現場では非常用電源として、また、生産・建設現場ではポータブル電源としても使用できるなど、様々な用途でご活用いただけます。
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川崎市 河川実証フィールドでの実証試験
―実証試験の結果―
01:設置場所は裏手が雑木林になっており、日照時間が短い環境下だったが、月1回の給油回数で約1年間の長期検証ができ、エネミックスの不具合も無く、機器の有効性を確認することができた。
※太陽光発電では非日照時に発電できず、ガソリン式発電機では1日に1回以上の給油が必要となる。
02:ネットワークカメラや気象観測システムとの有効性評価
○実証実験中の気象データ(風向風速・雨量データ)を取得できた。
○水位計で設定した設定した値(任意に設定可能)を超えた際、画像とともにメールの発報を確認できた。
―川崎市ご担当者様コメントー
電源がない場所で、天候に左右されず安定した電源供給が可能であり有効性が確認できた。今回得られた課題等も踏まえ技術を確立し、今後想定される災害時等においての実用性の向上を期待する。
―今後について―
災害の激甚化に伴う河川や災害エリアの電源確保や監視などに向けた提案を進めてまいります。
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