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「なぜ?どうして?」探求心がものづくりの未来を創る。

生産本部 回転継手設計グループ 技術 H.K ※所属は取材当時

一貫してものづくりに携われる面白さ

大学では機械工学を専攻していたので、ものづくりに携われる会社を探していました。その中でも特に設計に興味があり、リックスを見つけました。

設計職を募集している会社は他にもありましたが、多くは設計の一部しか担当できない仕事でした。でも、リックスでは、設計はもちろん、その後の評価や検証、そして実際に自分が設計した製品が製造現場で使われる様子まで、一貫して見届けられると知ったんです。

自分の仕事が「点」ではなく「線」としてつながっていく。それがリックスならではの魅力だと感じ、入社を決めました。

すごくニッチだけどすごく重要な部品「ロータリージョイント」

現在、私は当社の主力製品である「ロータリージョイント(回転継手)」の設計を担当しています。ロータリージョイントは、回転する部分に液体や気体などの流体を供給するための部品です。例えば、散水ノズルを回してもホースがねじれないのは、この部品が内部に組み込まれているからです。固定された部分と回転する部分を繋ぎ、流体が漏れないようにする役割を担っています。

扱う流体は、水だけでなく、油、空気、蒸気など多岐にわたります。また、使用される業界によって、1分間に1回転というゆっくりな動きから、4万回転という高速回転まで、さまざまな状況に対応する必要があります。お客様の求める用途に合わせて最適な設計をすることが私の仕事です。

設計者の仕事の舞台裏

私の仕事は、営業部門からお客様の要望を聞くことから始まります。過去のデータで対応できる場合はスムーズに設計へ移行しますが、新しい要望には、材料選定や漏れを防ぐ検証など、ゼロから検討を重ねます。仕様を固めて図面を作成し、製造、出荷検査を経て納入。検査項目もお客様の仕様に合わせて設計部門で考えています。

「チームリックス」で挑む、お客様の期待を超えるものづくり

ものづくりの難しさは、「コストを抑えつつ品質は現行品以上」といった、お客様の期待をいかに超えるかにあります。この課題をクリアするため、日々進化する技術や新しい素材・工法など、常に最新情報をキャッチアップ。長年培ってきたノウハウに固執せず、引き出しを増やし続けることが、お客様の期待を超える製品づくりにつながります。
また、営業と設計が密に連携を取り、「チームリックス」として課題解決にあたるのも当社の強みです。部署の垣根を越えて知恵を出し合うことで、一人よがりではない最高の製品を生み出しています。

探求心は尽きない。現場の声を設計に活かす

仕事を通じて、「なぜ?」と考える力が身につきました。トラブル発生時には原因を徹底的に追求し、納入後も「もっと良い製品は作れないか」と探求心は尽きません。
若手でも挑戦できる環境があり、自分の考えを提案すれば、先輩が具体的なアドバイスをくれます。頭ごなしに否定されることはありません。自分の考えを持ち、それを追求することが成長の原動力です。
「デスクだけで仕事をするな」という上司の言葉通り、現場やお客様の声を設計に活かしていきたい。技術に終わりはなく、常に学び続ける姿勢を大切にしています。

未来の仲間へ

リックスのものづくりは、設計から納入まで一貫して携われるのが大きな特徴です。目の前の仕事だけでなく、その先にある「お客様」や「社会」まで見据えて働けます。
入社後、ものの見方が変わりました。車が好きなのですが、「なぜこの部品はこんな形をしているのだろう?」「もっと良いデザインはないか?」と、街中のあらゆるものに「なぜ?」と考えるようになりました。
探求心や好奇心があり、何よりも「ものづくりが好き」なあなたと一緒に働けることを楽しみにしています。