社員インタビュー
グローバル営業本部 HiTe開発部 T.S / A.Y※職種は取材当時のものです。
EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド自動車)の電池製造工程向けの開発・実験に携わるHiTe(ハイティー)開発部。同部に所属する入社7年目のTさん(上記写真 右)と、入社6年目(同左)のAさんに仕事内容、やりがい、職場の雰囲気などについて話を聞きました。
インタビュアー:リックスに入社を決めた理由を教えてください。
T:私は大学の機械科で力学や製図、生産工学などを学び、就活時には「九州にある企業」で「メーカー」という志望がありました。ただ、設計だけを突き詰めていくというスタイルは、自分の性に合わないかなと考えていました。一つのことだけでなく、いろんなことに挑戦できそうな企業を調べている中で”メーカー商社”という耳馴染みのない業態のリックスを見つけました。情報を調べていくと、自分が望んでいた幅広い挑戦ができそうだったので入社を決めました。
A:リックスのことは、就職情報が掲載されている大学内の掲示板で知りました。私は電気工学科で配線や電子回路などについて学び、就活では九州の電線関連の企業とリックスの2社を受験しました。最終的にリックスを選んだのは、福利厚生面が充実していたからです。私は、プライベートの充実が仕事のモチベーションになるタイプなので、リックスならプライベートを充実させつつ仕事にも励めそうだなと感じて入社を決めましたね。
インタビュアー:インタビュアー:お二人が働くHiTe(ハイティー)開発部とはどのような部署なのでしょうか?
T:自動車メーカーがメインのお客様で、お客様がEV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド自動車)の電池の開発を進める際に必要なモノを揃えたり、実験を請け負ったりしています。お客様が電池を開発するリードタイムの短縮をサポートする部署というイメージですかね。自動車の電池分野は、お客様も含めて新しい分野への挑戦です。お互い知恵を絞りながら協働して進めています。
A:例えば、お客様から「こういう実験がしたい」といった要望に対して、実験ができる環境を整えて提供しています。お客様がやりたいことによって準備も全く違ってきますので、ルーティンをこなすというよりは常に新規案件が多い部署ですね。
インタビュアー:その部署でお二人はどのようなお仕事を担当していますか?
T:HiTe開発部には第1グループと第2グループがあります。私は第1グループに所属し、小型の治具や生産ライン向けの装置まで、幅広く設計・組付けしています。装置というのは、自動車メーカーが電池をつくる工程で使っている生産機で、その製造と、納入後のアフターサービスも担っています。デスクでCADをしたり見積りを作ったりが半分、あとはお客様と打ち合わせ、手配した部品の確認や組付け、装置を納入したお客様の現場への立ち合いなどを担っています。平均すると、デスクワークと現場に出ることは半々くらいですね。
A:私が勤務する第2グループでは、Tさんが所属する第1グループで製造した治具や装置の実験を担っています。お客様の困りごとを聞いて、実験内容を相談して、実験に必要なモノや設備を手配していきます。その後、実際に実験の対応や、結果報告書の作成、その結果を踏まえて次の提案をすることまでが一連の流れです。実験を請け負うだけだとどんな会社でもできるので、リックスとしては“付加価値をつけること”を大事にしています。実験後は単なる報告だけでなく、「こういう結果になったので次はこういう動きをしませんか」という提案ができるようにしています。
インタビュアー:競合他社と比べてリックスHiTe開発部の強みを教えて下さい。
A:お客様と距離感が近く、様々なことを聞きながらスピーディーに仕事が進められることが最大の強みだと思います。お客様との信頼関係を築くことでアイデアの種が生まれやすくなり、それが新たな仕事につながることも少なくありません。お客様にとって、何か困りごとがあった時に頼りやすいパートナー的な存在になれていれば嬉しいですね
T:A君が言うように、スピード感を持ってお客様の困りごとを解決していく対応力こそリックス最大の強みだと考えます。お客様と仕事をする中でアイデアの種はたくさん転がっていて、実際にそこからリックスとして自社製品の開発に繋げられたケースもあります。
お客様と共同で開発した自社製品
インタビュアー:話を聞いていると、かなり専門的な仕事だと感じます。お二人はどのように知識や技術を身につけていったのでしょうか?
T:私自身、大学のころは淡々と授業を受けていた程度で、特殊なスキルをもっていたわけではなく、社会人になってから実践を通して学んでいったという感じです。当然、最初はかなり大変でした(笑) 設計だけではなく、見積もり作成、組付け、実験、報告書作成、売上処理など、様々な業務があったので結構きつかったですが、嫌ではなかったです。1年目から幅広く仕事を任せてもらたので、やりがいはかなりありましたし、すぐに力をつけられそうだなと感じていました。
上司や先輩に聞きながら、やってみながら、分からないことは分からないと言うことが大事です。仮に聞きにくくても「仕事を進めるために聞く!」という姿勢でやっていました。あと、HiTe開発部は、新規案件が入ってくることが多いので常に勉強はしていますね。
A:確かに、聞くことを恥じないことは大事ですよね。聞かないで曖昧な状態のまま「とりあえず…」で仕事をしてミスをするほうが、よっぽど迷惑がかかってしまいますから。
インタビュアー:仕事の楽しさややりがいを教えてください。
T: 私は設計担当としてモノを作っているので、お客様の現場で「Tさんが作ってくれたこの治具、良く使っていますよ」といった声をかけて頂けるのが一番うれしいですね。あと、リックスからお客様に納入した装置が「特に何もトラブルはないですよ」と言われるのもホッとします(笑) 私が納入した装置の不具合でお客様の生産活動を止めるわけにはいかないですからね。
A:実験担当として、予想した通りの実験結果になった時や、提案した改善策でお客様の課題を解決できた時にやりがいを感じます。電池関係は業界的にも新しい分野の仕事なので、実験をしたとしても「これが良い結果なのか悪い結果なのか、そもそもどんな項目を記録するべきか」など判断が難しいこともたくさんありますが、やり遂げた時の達成感は大きいです。
インタビュアー:職場の雰囲気や上司・先輩との関係はいかがですか?
T:上司は話をしっかり聞いてくれるので相談がしやすいです。フランクに言うと、リックスには「絡みやすい人」が多くて、肩ひじを張らずにいい距離感で仕事ができています。風通しは良いと思いますよ。
A:最近はHiTe開発部にも20代が増えてきて、新入社員を含めて私にも数名の後輩がいますが、こちらから声をかけていくことを大事にしています。後輩から上司や先輩に相談をするのって、なんだかんだ気を使うし、結構難しいことだと思うんです。ですので、後輩が困ったから聞きに来るというよりは、こちらから先に「これどうだった?」などと声をかけてフォローできるような動き方を意識しています。
T:それは後輩からしたら頼もしいだろうね。新入社員や若手社員が悩むポイントって、結構似てくると思うんです。私自身も当時は同じようなことで悩んでいたと思うので、「分からないことは分からない、できないことはできないって言っていいんだからな」と基本的なことも伝えるようにしています。
インタビュアー:リックスは「ライフ・ワーク・バランス」を大切にしていますが、働きやすさはどうですか?
A:借上社宅制度のおかげで、手出しを抑えることができてありがたいです。また、会社として残業を減らそうとしているのも伝わってきて、ノー残業デーの日には上司から「今日は残業しないで早く帰るんだよ」とフォローもしてくれます。
T:有給休暇も取りやすいですし、定時で帰ろうと決めた日があればそこに向かって自分でスケジュールを組めます。自分の時間は確保しやすいですね。
インタビュアー:自分の時間がしっかり確保できているんですね。プライベートはどのように過ごされているんですか?
A:声優さんのライブに行くことが趣味で、コロナ前は各地に遠征もしていました。土日で遠征に行って、ライブで盛り上がりすぎて声がガラガラで、電話相手に心配されたこともありました(笑) あとはゲームも好きで、平日でも早く帰れた時は1日3~4時間はFPS系のゲームをしていますね。
T:私はサッカー観戦や、スノーボード・ラフティングといった季節のアクティビティが好きですね。サッカー好きな上司がいるので、一緒に応援に行ったこともありますよ。温泉、ドライブも好きで、家にいることの方が少ないかもしれません。
A:私は完全にインドア系の趣味なので、Tさんとははっきり分かれていますよね(笑) でも、HiTe開発部の若手で集まってバーベキューとかも一緒にしましたよね。飲み会も気が向いたら開催しようかという感じでやっています。
T:20代から30代前半くらいで年が近い社員も多いから距離感は良いですね。年末年始の帰省で、仕事納めをしたその日に九州出身の若手で乗り合わせて車で帰ったこともありました。
インタビュアー:将来のビジョンやキャリアイメージについて教えて下さい。
A:お客様と一緒に実験をしていく中で、共同特許のような形で自分の名前が何かに載るなど技術で爪痕を残したいです。そこまでの実績を重ねられれば、社会課題やお客様の課題をより良く改善できるものになると考えます。
T:そこは私も似た考えです。高い技術力を持った自社製品を生み出し、営業の方が販売する時にも強みがPRしやすい製品を作りたいと考えています。お客様との会話や日々過ごす中でアイデアの種をしっかり蓄えつつ、機を見て展開していきたいなと思います。
インタビュアー:最後に、学生に向けてメッセージをお願いします。
A:新しいことに対して興味を持ち、自ら進んで取り組むことができる方がリックスのHiTe開発部には向いていると思います。人にはそれぞれ個性があるので、仕事をしていく中で自分のスタイルは確立されていくと思います。
T:リックスは、様々なことをチャレンジさせてくれる会社です。A君も言ったように自分で能動的に取り組みたいという方はマッチしますね。HiTe開発部では、突発的に仕事が飛び込んでくることも多いので、決められたルーティンワークをずっとやっていくというより、多少の刺激も成長の糧にできる方にはいい環境だと思います。
A:「何事にも挑戦してみたい」という心意気の方は向いていますよね。その人の考えを頭ごなしに否定する人も周囲にいないですしね。
T:そうだね。「やりたいです」と意欲を見せれば取り組ませてくれやすいし、上司や先輩は「それならこうしたほうがより良いかも」と経験をもとに助言もしてくださるのでチャレンジがしやすい環境だと思います。
その他の社員インタビュー