社員インタビュー
瑞顧克斯工業(大連)有限公司 総経理 W.H※職種は取材当時のものです。
インタビュアー:リックス入社を決めた理由を教えて下さい。
私は子供の頃から機械を触るのが大好きで、大学も工業系に進学し機械科を専攻しました。もちろん将来は機械系の職に就きたいと、漠然と思っていました。
そんな中、就職活動でとある合同企業説明会に参加しリックスと出会いました。リックスは自分の地元に本社があり、自社工場でものづくりをし、自社製品も持っているという説明を聞いて、直ぐにピンときて「ここに行きたい!」と一発で決めましたね。
とても魅力的な会社だと直感的に思いました。
ですから、リックス以外の会社を二社受けていたのですが、リックスに内定決まってからは、その二社の選考も辞退してそれ以上は受けませんでした。
「リックスはほんとにいい会社だよ」と後から地元の色んな人に聞いて、リックスに決めて正解だったと今でも思っています。
インタビュアー:どんなお仕事をされていますか?
あまり一般市場では馴染みがないのですが、リックスでは「ロータリージョイント」という自社製品を持っています。
私は中国大連の工場で自社製品のロータリージョイントを現地生産し、中国にある日系のお客様への現地供給と中国現地市場での新規顧客開拓、拡販する仕事を行っています。
もちろん中国の市場はとても大きいため他国の競合会社もたくさん来ているのですが、その中でリックスもしのぎを削っているところです。
リックスの自社製品を世界に広めようということで、2014年に中国の大連に工場を設立しました。
大連工場での現地生産を立ち上げながら、既存の日系企業のお客様への現地供給対応、関係構築、ローカル企業へ新規採用してもらえるように日々奮闘している最中ですね。
ご存知のように、中国は人口が日本の10倍ある国ですから、同じ製品の注文でも日本と比べると数がケタ違いなのですよ。
人口も日本の10倍なら需要も10倍、という事を実商談案件で実感していますので、今はそれを追いかけて中国各地を飛び回っています。
しかし、中国にはまだ工場を出したばかりですし、ニッチな分野の製品ですから、日本の限られた業界内では有名でもひとたび海外に出れば、リックスという名前すらよく知らないというお客様が多いのが現実。
そういったお客様を回り、日本品質と現地生産対応を武器にPR活動をしています。
最近では、商談も少しずつ増えて仕様打合せサンプル提供を経て、お客様の製品の図面にリックス製品を書いてもらう、織り込んでもらうというスペックインを地道にやっていき、少しずつですが新規の注文が増えている最中でもあります。
去年一年間は中国内の商談を必至に追いかけて種を巻いてきました。
今後巻いた種が実り、沢山収穫出来る事を信じて今後もばく進し続けます。
競合ひしめく厳しい中国市場ですが、自らが競合会社の誰よりも飛び回り現地顧客のニーズを肌身で感じ、理解して挑む事が成功のカギだと考えています。
インタビュアー:リックスで働く魅力を教えてください。
リックス以外の会社で働いた事はないので正直わからない部分もあるのですが、一つだけ言えることは、「やる気があればチャレンジできる」ことがリックスの大きな特徴・魅力かなと思っています。
私も現在、海外の新しい工場を任せてもらっていて、そこで自社製品を世界ブランドにしようとチャレンジしているところです。
このように、やる気と情熱と逃げずに実行する行動力があれば新しくやりたいことを応援してもらえる風潮があると思います。
この企業風土こそが創業100年以上存続し、更に進化し続けているリックスの原動力だと確信しています。
インタビュアー:心に残ったエピソードを教えてください。
私は現在、中国の大連というところで仕事をしています。
リックスの製品の知名度は世界的にはまだまだなので、そこに対して今、一生懸命営業をしている最中です。
私がいる中国は商談の規模がものすごく大きいので、日本の商談とは一桁違うような注文をいただくこともあります。
日本にいた頃はそんなに大きな注文をいただくことはないので、中国に来た当初は正直、半信半疑なところがありましたね。
ほんとにそんな大きな注文くるのか?って。
ですが・・・ついに待ちわびた瞬間がきまして。その時にすごく感動したのが、中国人の社員がみんな喜んでくれたことですね。
私が出張で移動中に「注文きました!総経理、注文きましたよ!」という連絡があって。
私は中国人の社員達に「よくやった、おめでとう」って労いの言葉をかけたのですが、彼らは「総経理こそおめでとうございます!」って言ってくれたんです。
社員全員が一つになったあの空気感は、今思い出しても鳥肌がたつくらい鮮明に残っています。
その時の出来事は、中国の社員達も成功の感触として覚えていると思うので、これからこのような大きな受注をもっといっぱい増やしていかなければと思いましたね。
同時にこういう大きなビジネスが海外にはまだまだ転がっているのだなというのをすごく実感した体験でもありました。
インタビュアー:休日はどのように過ごされていますか?
実は私は日本にいるときはゴルフすることを頑なに拒んでいたんですよ。
と言うのも、私の父が熱烈なゴルフ好きだったため、子供のときにあまり遊んでもらえなかった記憶が若干トラウマとなり、「大人になってもゴルフだけは絶対にしないぞ!」って入社して20年間頑なに断っていたんです。
それが中国に赴任してからは、同じく駐在されている客様などから「教えるから一緒にやろうよ!」と言われあっさり始めました。お客様も友達のように接してくれるので、色々教えてもらいながらとても楽しくやっています。父も「いつか一緒にまわろう」と喜んでいます。
あとは日本にいるときからアイスホッケーをやっていましたので、中国に来てからも時間がある時は中国人とカナダ人の混合チームの活動に参加させてもらって、国境を越えスポーツを通じて楽しく交流させてもらっています。現地の友人も増えて本当に皆さん親切でいい方々ばかりです。
また、お客様含め日系企業の赴任者の方々と楽しくお酒を飲んだり、イベントやったり中国内旅行に行ったり休日は何かしら予定が入り忙しいですね。
日本とは勝手が違う海外で仕事はハードな面もあるのですけど、逆に週末にはしっかりリフレッシュしてまた週初めから頑張ろう!というような感じで、日本にいる時よりもメリハリをつけて休日を楽しむ事を心掛ける様になりましたね。
インタビュアー:学生の皆さんへのアドバイスをお願いします。
リックスは現在、会社の方針として海外展開を促進しています。
海外で勤務してみたい!世界で活躍したい!という意思がある学生さんには、今がチャンスかもしれません!
ぜひ一緒にチャレンジしませんか?
海外だけではありませんが、そういう高いモチベーションを持った後輩ができると、リックスの将来にとって非常に心強いですね。
その他の社員インタビュー